カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneave, 1943年10月22日生)
カトリーヌ・ドヌーヴは、「悪徳の栄え」でデビューして以来、40年以上もの間フランスのトップ女優の座を守り続けているベテランです。
実姉は、フランソワーズ・ドルレアック。
1つ違いの姉と1967年公開のは「ロシュフォールの恋人たち」で共演していますが、同年ドルレアックは、交通事故で亡くなりました。
以来、ドヌーヴは、「いつも姉が見守っていてくれた」というように、姉の存在を意識しながら映画産業に携わってきました。
ドルレアックが長身美女というイメージが強かったのに対し、妹のドヌーヴは、どちらかというと、個性的な容姿とも言われることがありましたが、すぐにその美しさを世に認めさせることになります。
映画界でカリスマ的存在になり、多くの男性を虜にしました。
その一人が、かつてブリジット・バルドーの夫であった、ロジェ・バディムです。
バディムとは、男の子をもうけました。
次に大恋愛をしたのは、イタリアの名優、マルチェロ・マストロヤンニです。
マストロヤンニには妻がいたので、不倫の末の略奪愛とされていますが、マストロヤンニとの間にも子供をもうけ、後にその子供は女優になりました。
年を重ねてもその魅力に変わりはなく、1992年公開の「インドシナ」では、50歳を目前にして、20代の男性と恋に落ちる女性をリアルに演じました。
現在も第一線で活躍しており、まだまだ精力的な映画での活動が期待できそうです。